日本の夏おろし蕎麦の夏
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暑くなってくると蕎里不動の人気メニューとして

えび天おろし、野菜天おろしなどがあります。

常連さんのなかには野菜天おろしに、追加で単品の「えび天」をのせるなんてかたも。



ひとつの器に全て盛られたぶっかけ蕎麦は、気の短い江戸っ子には重宝されました。

また出雲の風流人、不昧公（ふまいこう）こと松平治郷（はるさと）が好んで食べたとも言われます。

挽きぐるみの香り高い蕎麦を、つゆと具材ごとかき混ぜ食べるのを大層お気に召したとか。

いまも出雲には割子蕎麦という形で文化として残っています。

暑くなってきた季節におろし蕎麦、ぜひご賞味ください。


＊割子（わりご）蕎麦、野外で食べるときに弁当のようにして持っていく
それをわりごといった。
1907年に松江警察の署長が食品衛生上、角が四角いとどうしても洗い残しが多くなり、
不衛生になるという理由から、現在の円形の漆器へと変化していきました。